営業施設の位置付けとプロモート
          イベントの成功のカギは、営業施設にあり! 
            来場者には、イベントの本質的なもの。 
            プロモート、それは明確な手順を踏めば容易である。 
            1.物販・飲食等営業施設の位置付け 
>>物販・飲食施設はイベントの中核 
             イベントは、根源的な人間の五感(視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚)と五欲(色、声、香、味、触)の非日常への飛翔である。行政が中心となるイベントでは、展示施設等、啓蒙主義的色彩 が強くなる中で、物販・飲食施設は、付けたしの様に扱われる。民間のイベントも多かれ少なかれこの色彩 が強いと言える。 ところが、イベントの楽しみは、実は、軽くみられがちな物販・飲食なのである。物販・飲食は五感五欲の全てを揃えたイベントの原点なのである。 
>>営業参加者は、主催者側の本質的な協力者 
             イベントを成功させるには、物販・飲食施設「お金儲けの道具」という発想を転換すべきである。なぜならば、イベントの本質である五感五欲「味わい、香りを楽しみ、物を買い触る歓び」を提供できるのが、この施設であるからである。イベントを充実させたいなら、物販・飲食施設を充実させればいいと断言できる。 
            2. プロモートの考え方と方法(手順)
			>>考え方 
             営業参加者はイベントの本質的な協力者であるという認識が大切である。 
 営業参加を促す行為をプロモートという。プロモートにあたっては、主催者と営業参加者の「かかわり」の形態は、以下の3タイプに大きく分けることができる。 
 
 1.主催者の直営方式  主催者自らが営業施設の事業主 
 2.テナント・リース方式 主催者がその営業施設を室のごとく個々の 事業主に 一括して貸す 
 3.サブ・リース方式   主催者が営業施設を特定の事業主に一括して貸す  
 
 どの方法をとるか、ケース・バイ・ケースであるが、どちらにしても、双方の信頼関係が大切である。 次に、行政が主催者の中心に位置する場合、営業参加のプロモートは、地元地域の事業者と、地域外、県外の事業者との調整がポイントとなる。しかし、イベント成功はまず、イベントの魅力を増大させることにある。このことから、来場者の「満足」をおろそかにすると、結果 的には、行政の自己満足的なイベントに終わってしまうのである。行政としては、地元地域の事業主の参加機会をできるだけ多くしながらも、県外の事業主(プロ)をいかに取り入れるかが、工夫のポイント、成功のポイントであるといえる。  
>>方法(手順)  
1.イベントのテーマ、施設、催事等の条件の明確化 
   会期、オープン時間 
   入場者総数の予測 
   営業施設の面積、店舗数等 
   営業施設の業種の決定 
   営業参加条件(営業参加費用、協賛金等) 
 
2.上記の告知  
   第1次告知・・・・・・地元地域 
   第2次告知・・・・・・地元外、県外  
 
3.営業説明会 
   第1次告知・・・・・・地元地域 
   第2次告知・・・・・・地元外、県外 
 
4.営業参加受付及び、ヒアリング 
5.審査及び、参加者決定 
6.契約 
7.開催 
 
以上、条件の決定、告知先の決定は、充分に検討(計画書等の作成)してなされなければならない。 
過去の事例で、裁判訴訟になった例もある。
 
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